依頼者の皆様からのご相談と申しますと、困りごとや心配ごと、準備しておきたいことや新しく始めたいこと、あるいはどうしていいのかわからないこと、決まりを付けてしまいたいこと、等々がさまざまにあります。
これらのご依頼案件は、法人や個人といった区別にかかわらず、人々の存在があるからこそ起きてくるものですから、人が考えて、人が答えを出していかなければ、前に進むことはできません。
ところで、先人たちは素晴らしい工夫を重ねて、このような場合に人が使える道具として「法律」という「知恵の塊」を進化させてきました。
人の営みを前に進めるためには、どうしても物事の「解決」へ向けての手助けが必要だったからです。
私たちは、「知恵の塊」すなわち「六法全書」を学ぶということは、人の役に立ちたいという強い思いを、先人たちから受け継いでいることに他ならない、と考えています。
このような考えから、皆様がご希望される
「解決」に向かってお手伝いをする為に資格を携えて働く、というのが、弁護士の仕事と心得ております。
もちろん弁護士は、人の存在を高めていくことからはみ出してはならないものですから、依頼者のご希望が誤った方向に行っていないかという点については、常に心を配っていくことを義務付けられています。